ハンセン病への理解を深めるための見学会を実施しました

2025年3月24日に、横浜西ロータリークラブの国際奉仕委員会は、ハンセン病に関する知見を深めることを目的に、ハンセン病資料館および多磨全生園の見学を実施いたしました。

この活動には、富士見ヶ丘学園のインターアクトクラブの皆様も一緒に参加し、総勢15名での見学となりました。

ハンセン病は、古くから世界中で多くの人々に影響を与え、患者の方々は病による重い障害だけでなく、社会からの差別や排除という苦難も経験されてきました。

現在、日本での新規患者は年間数名程度ですが、世界保健機関(WHO)の2023年の報告によれば、世界では依然として年間約18万人もの新規患者が報告されています。患者の方々は長い間、声を上げることさえ困難な状況に置かれてきました。この病気が根絶に至らない背景には、貧困や公衆衛生、治安の問題などが複雑に絡み合っています。

今回の見学では、ハンセン病資料館で貴重な資料や展示を通じて歴史や現状を学び、実際に患者の方々が生活されている多磨全生園を訪問しました。また、ビデオを通じて患者さんたちの体験談を拝聴するなど、ハンセン病に対する理解を一層深める貴重な機会となりました。

この活動を通して、参加者一人ひとりがハンセン病という病気、そしてそれを取り巻く社会的な課題について深く考えることができました。横浜西ロータリークラブは、今後も国際的な奉仕活動を通じて、様々な課題への理解と支援を続けてまいります。

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