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オックスフォード便り
【2016.4.5】 オックスフォード便り #05

ロータリー財団グローバル補助金の奨学生としてお世話になっております相沢育哉です。

留学先のオックスフォードでは2学期目もちょうど無事に終了し、期末テストや課題で緊張感の漂っていた大学全体の雰囲気が急激に穏やかになりました。

簡単な報告ですが、以下に留学先の英国、オックスフォードの2月から3月の様子を記させていただきます。

英国では3月終盤に夏時間に突入し、日没が急に遅くなりました。徐々に日が照る日数も週の中で多くなり、過ごしやすい気候になりつつあります。

また、2学期の中旬には先学期に受けた試験の結果が発表されました。他のコースに所属をしている友人と話す中でも、一概に感じることは英国の大学での評価基準は日本と比べて、大変に厳しいということです。日本で「A」に値するレベルの課題も、こちらでは単位を落とすか落とさないか位の評価にしかつながらないこともしばしばあります。その分、公平性を保つためにも「A」から「D」のそれぞれの評価基準は大変に細かく分類されていて、学生もこの情報にアクセスすることが可能です。したがって、平たく言えば、学生は何をすれば良い点数を取ることができるのか事前に情報を得ています。この評価基準に対する透明性も英国特有であると私は思います。

英国での課題に対する評価基準が大変厳しいのは、以下の理由だと感じます。一つは、やはり、英国では批判的思考能力がどの程度、提出物に盛り込まれているかが高く評価されている点です。私がしてはいけないと分かっていても、よくおかしてしまう誤りは、読み漁った参考書やテキストの内容をとにかく綺麗にまとめようとすることです。自分の持っている情報をひけらかすためにもなるべく多くの知識を論文に盛り込ませようとしてしまいます。課題図書を読破しているということを示すことももちろん大切ですが、有名な学者の意見や主張を単に自分の言葉で言い換えるのではなく、それに対しての自分の批判点を論理的に述べることが求められていると日々感じます。 他の理由としては、英国の大学は学生の書く英語の文章の綺麗さを重要視することだと思います。この点は非英語話者にとっては難関な壁だと思います。細かいカンマの位置やハイフンの位置等の論文を書く際の特有の決まりも重要視されています。現在、英語はますます、グローバルな立ち位置を確立していく成長段階にありますが、少なくとも、英国ではやはり、保守的な考えが蔓延っていて、大学で綺麗な美しい英語を書くことが求められていると強く感じます。

また、先月、3月12日(土)は私のホストクラブであるビスターRCの所属している1090地区の「Rotary District 1090 Conference」が開催されました。地区奨学金委員代表のTimothy Hibbertさんのとりはからいにより、早朝にオックスフォードを出発して、私もこの地区大会に参加させていただきました。この大会には約900人が参加し、1090地区が特に積極的に取り組んでいるテーマである、「障害を持つ子供の教育と健康」に沿った活動が様々な角度から報告されました。特に、悪性脳腫瘍により5歳にて命を亡くした男の子の生涯についての話が実際の母親から語られた際には、会場全体が涙を浮かばせながら、その話に聞き入っていました。悲しみの涙をなくすためにもロータリーの熱心なサポートが今後も必要だというメッセージには会場から拍手の音が鳴り止みませんでした。ロータリー1090地区の様々なロータリアンの方々にお会いする貴重な機会に恵まれ、激励のお言葉をいただき、大変に貴重な機会をいただくことができました。また、4月には、1090地区奨学生で一度集まり、前回の報告書にも書かせて頂いた「Mini conference」の開催についてさらに詳細に話しあうことが決定しています。

大変に簡単な内容で大変に恐れ入りますが、留学先オックスフォードの2月と3月の様子を報告させていただきました。

また、日本、そして英国ともにロータリアンの方々には日々お世話になっております。
日本では季節の変わりで不安的な天候かと思いますが、お体にお気をつけ下さい。

また、こちらの様子を報告させていただきます。

相沢育哉

添付写真は3月12日(土)にTimさんとともにConference会場の前で撮影した写真です。

 


 
【2016.2.23】 オックスフォード便り #04

ロータリー財団グローバル補助金の奨学生としてお世話になっております相沢育哉です。
留学先のオックスフォードでは2学期目も中旬に差し掛かり、中間テストや課題で大学全体の雰囲気が試験モードでピリピリしております。

簡単な報告ですが、以下に留学先の英国、オックスフォードの1月から2月の様子を記させていただきます。

1月には、留学先オックスフォードでもこの冬はじめての積雪が記録されました。今年は、例年に比べて暖冬のようで、その日も、雪が積もったと思ったのも束の間で、お昼過ぎにはすぐに雪は溶けて無くなってしまいました。また、オックスフォードでは雪が降ったのも1月と2月を通してたったの1日のみでした。イギリスの冬は極端に寒いというイメージがありますが、今年の冬を例に取ると、実際には東京の冬の方が寒いかもしれません。

また、1月中旬には大学の新学期が開始しました。休暇中に帰省していた学部の学生達もオックスフォードの街に舞い戻り、街に活気と賑やかさが戻りました。学部の学生は各学期の頭に前の学期の全科目の期末テストを全てまとめて受けます。私が興味深く感じたことは、この試験は学部や大学は運営に一切関与せず、問題作成から試験の実施まで完全に各カッレジに任されています。学部生の教育の比重がカレッジに置かれている様子がこういった伝統からよく伝わってきます。 ちなみにオックスフォード大学は100以上もの学部と38のカレッジから成り立っています。

また同時に、1月には大学で開催された教育学のシンポジウムにも参加する機会に恵まれました。印象的だった内容としては、東欧から西欧に職を求めて移り住む移民の数が増えている現状とその子供達の言語の教育の問題です。さらには、ディスカッショの中には、今後一層グローバル化が進んで行く日本や香港での移民問題とその子供達の教育問題も議題として大きく取り上げられました。グローバル化と教育問題を研究テーマとして第一線で活躍されている教授や研究者が登壇する国際会議の場に大学を通して参加することのできた経験は、自分の研究を進めるにあたって、大きな糧になりました。

また、2月中旬には1090地区にロータリー奨学生として留学をしている同期の奨学生(ほぼ全員がオックスフォード大学の学生)ロータリー奨学生として、今後どのようにロータリークラブに貢献していくことができるのかを話し会うミーティングの機会をもつことができました。3月12日には1090地区大会が開催されます。その開催時期にあわせて、奨学生と日々お世話になっているロータリアンの方々と小規模ではあるものの、奨学生主体の「Mini Conference」を開催するのはどうかという案が上がり、その実現性について主に話し合いました。

最後に、現在行っている課外活動に関して少し触れさせていただきます。私は現在、第二言語として英語を勉強しながら学校通っている子供(大抵は移民として英国に渡ってきた子供達)の家に行き、チューターをするボランティアを毎週行っています。この活動を開始してから、4ヶ月が経ちました。私がチューターをしている生徒はモンゴルの出身の15歳の男の子で、毎週宿題を一緒に見直したり、英語の文法を勉強したりしています。彼は大変に素直で、真面目で、一生懸命に私から学ぼうとしてくれている姿勢が常に伝わってきます。多国籍化が進む英国においても、言語のサポートが欠如しているがために、学校の授業についていけない生徒がいることは事実です。教育学を専門にしている私にとって、実際に言語のサポートを必要としている子供達とともに過ごすことのできるこの時間は大変にかけがいのないものになっています。

大変に簡単な内容で大変に恐れ入りますが、留学先オックスフォードの1月2月の様子を報告させていただきました。
また、ロータリアンの方々に精神面を含め、いろいろな形で支えていただいているおかげでこの留学を実現することができていると日頃から感じております。
日本でも寒い日々がまだまだ寒い日が続いていると思いますが、お体にお気をつけ下さい。また、こちらの様子を報告させていただきます。

相沢育哉

添付写真は街の真ん中に位置している教会から撮った街の眺めです。よく気晴らしに行く場所です。

 


 
【2016.1.20】 オックスフォード便り #03

ロータリー財団グローバル補助金の奨学生としてお世話になっております相沢育哉です。
留学先のオックスフォードも寒さが厳しくなり、雪もたまにちらつく程になりました。

昨年は様々な場面で大変にお世話になりました。特に、ホストクラブ探し、TRFとのやりとり等を通して、ロータリアンの方々が自分の留学を支えて下さっているお陰で、今回の留学は実現できているということを節々に感じる一年でした。
今年も勉学に励み、元気な様子を報告をさせていただきたく思います。
どうぞご今年も指導の程宜しくお願い致します。

簡単な報告ですが、以下に昨年12月中旬から始まった冬季休暇+新学期の様子を記させていただきます。

2015年12月、クリスマスや長期休暇の時期に入りました。私の留学先のオックスフォード大学では12月の冬季長期休暇には学部の学生は皆、その期間は一時退寮し、実家に一時期帰ります。修士課程の学生は特別な申請を経ることで、長期休暇中でも寮には滞在をすることができます。オックスフォード大学は3学期制を用いていますが、各学期が大変に短いのが特徴的です。例えば、英国内の大学、ロンドンやエジンバラ大学は各学期が11週間程度ですが、オックスフォード、ケンブリッジは8週間で各学期が終わります。短期集中型の学期制度に則って勉強する学生にとっての利点は、非常に高い住居費が最小限に抑えられること、各学期中は最終評価に直接繋がる試験が課されないために講義やチュートリアルの予習復習に集中できることが挙げられます。しかし、その反面、試験や課題レポートの提出期限は毎学期の第1週に設定されるために、学生は休暇中、真面目に休暇前の学期の復習をすることが求められます。イギリス英語では休みのことは「holiday」と言われますが(アメリカ英語「vacation」と比較して)、オックスフォードでは単なる「holiday」というニュアンスを込めたくない意図があり長期休暇は「vacation」と学内の人々から言及されています。

また、英国は一年の様々な行事の中でも特にクリスマスを重要視する国です。大学内ではキャロルサービスやクリスマスを祝う行事が12月中には目地通りでした。この時期に限っては、学生は家族や友人をクリスマスの行事に同伴することも可能で、家族や友人でクリスマスを盛大に祝うお国柄がそういった場面からも伺うことができました。冬季休暇は12月中旬に開始しましたが、その間は図書館も、大学内施設も全て、閉まってしまいます。図書館は大学施設の様々な場所に数え切れない程ありますが、日曜は閉館していたり、長期休暇中は営業時間が不規則だったり、一切アクセス出来なかったりするので、その点は不便に感じることも少なくありません。

また、1月に入り、1090地区、ビスター(Bicester)ロータリークラブのTimothy Hibbert (Tim)さんにお時間を作っていただき、会っていただくことができました。Timさんはイングランド北部のニューカッスル(Newcastle)のご出身で大学で教鞭を執っていらっしゃったこともあります。現在は、Timさんはビスター(Bicester)ロータリークラブにて地区奨学金委員代表の役職に就かれています。当日は、Timさんからは1090地区でどのような活動をしているのか説明を受けました。また、同時期にオックスフォード大学に留学をしている他のフェローの学生達も紹介していただきました。ロンドンの地区には全員でロータリー奨学生が7人しか在籍していないにもかかわらず、オックスフォード大学のある1090地区には全員で16人のロータリー奨学生が現在いるとのことです。また、より一層留学が充実したものになるようにと、Timさんの大きな手で温かい握手もしていただき、多くの激励のお言葉をいただきました。

日本も寒い日々が続いていると思いますが、どうぞお体ご自愛ください。
また、英国から報告をさせていただきます。今のところは体調も崩さずに毎日元気に勉学に励んでおります。

添付写真はTimさんと一緒に撮影したもの+オックスフォードの街並みの写真です。

 


 
【2015.11.07】 オックスフォード便り #02

ロータリー財団グローバル補助金の奨学生候補としてお世話になっております相沢です。
オックスフォードでの生活の様子を報告させていただきます。

10月は大学の年間カレンダーの初月ということもあり、「Matriculation Ceremony」という、大学の正式な入学式がありました。伝統を大切にするオックスフォードではこの式典は特に重要視されています。学生は黒いリボン、白い蝶ネクタイ、ガウン、キャップ等の普段は見慣れない、少し堅苦しいドレスコード厳守で式典に参加します。そして、所属するカレッジの学生と共に副学長によりラテン語を通して正式に大学のメンバーとして認められます。この日は特別な日でカレッジ毎にカレッジの食堂で一堂を会して学士・修士・博士課程の学生全員で食事をすることも義務づけられています。厄介なことに、このガウンは試験を受ける際にも着用が義務付けられています。日々の生活を通して、大学が歴史を重んじる側面を様々な場面で垣間見ています。

大学での授業の内容は非常に充実しています。教授陣は学生に対して精一杯に学生のニーズに応えようとしています。デパートメントでは、学生への期待は高いですし、提出物や課題への評価基準が大変に高いと日々感じます。しかし、同時に教授に助けを求めたり、質問を投げかけると親身になって相談に乗ってくれます。生徒と教授の距離が大変に近いという点は非常に大切だと改めて感じています。私のプログラムは英国人が若干多いですが、国際的な人員でコース は構成されています。今月11月はプレゼンテーションやエッセーの提出が多くあるので、図書館にこもる日々が続きそうです。

このような貴重な機会を奨学生(候補)として、支援していただいておりますことを非常に感謝しております。
また、出発前にいただきました、激励のお言葉や例会に出席をさせていただけましたことは今でも非常に感謝をしております。
季節の変わり目かと思いますが、お体ご自愛ください。

写真は入学式の様子です。

 


 
【2015.8.26】 オックスフォード便り #01

ロータリー財団グローバル補助金の奨学生候補としてお世話になっております相沢です。
無事に先週日曜日に英国に到着しました。

月曜日にはオックスフォードに到着をして、昨日からコースも開始しました。
出発前には激励のお言葉をいただいたり、例会に出席をさせていただけましたことを大変に感謝をしております。
また、改めて学校や生活の様子の報告をさせていただきます。
添付写真はOxford University Examination Buildingの外観です。
学生が期末試験を受ける建物です。